夜道を歩いていると、君が空を指差した。 ねぇ、あれを見て。と言うが、空には無数の星が輝いていて、どれを見るべきか悩んだ。とりあえず適当な相槌として「うん」と返す。 綺麗だよね、と笑う君を見ながら、また「うん」と返す。僕の視線にも気づかず、無邪気に笑う横顔。 僕にとっては、君が一番綺麗に輝く一等星。
3/11/2025, 3:17:22 PM