Sugar Lips

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窓から海が見えるこの部屋で
生温い風を窓から感じていた僕は

灼熱の太陽の下でカラフルな日傘を
クルクルと回しながら楽しそうに
歩いている貴女を見つけた

思わず…あっ!っと叫んだ僕をまるで
古い映画に出てくるヒロインのように
貴女はゆっくりと見上げた

微笑んだ貴女の白い肌に浮かぶ鎖骨が
汗でキラキラと光を放ち僕の心は揺れた

どこからともなく聞こえる波の音が
何かの始まりを告げているようだった

貴女はいつでもしっとりと微笑んで
僕の心を幸せにしてくれた

誰にでも平等に幸せを降り注ぐ
太陽のような…そんな人だった


2/23/2024, 1:08:01 AM