NoName

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君の奏でる音楽が羨ましかった。
透き通っていて綺麗でどこまでも届きそうな音。
私にはその音を出すことは出来ない。
それを君に言うと君は目をぱちくりさせた。
私の音も綺麗だよ、と。
それを素直に受け取れない私は苦笑いした。
わかってる君のその言葉は本心だって。
でも私は自分に自信が持てないから。
ありがとうと言いながらまた1つ黒い染みを心に増やした。


お題、君の奏でる音楽

8/12/2024, 3:25:38 PM