「乾杯!」私達は毎年の夏、棒アイスをくっつけ合って、乾杯をするのが習慣だった。いつだっただろう。彼が青い空に旅立ったのは。今日も、青い空が広がっている。雲一つなく、見事な快晴だ。偶然にも、今日の私のアイスの色は青だった。「なーんだ、すぐそこにいたんだ。」私は空と言う名の棒アイスと私の棒アイスをまるでくっつけ合うかのように、棒アイスを青い空に重ね合わせた。「乾杯_。」《夏》
6/28/2024, 11:48:59 AM