頭が可笑しい███(´>؂∂`)

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【流れ星に願いを】#5

父「あの子の名前、どうする。」
母「私達の一人目の子だもの。綺麗な名前にしたいわ。馬鹿にされなくて、社会でもやって行ける名前。」
父「そうだな。あの子が産まれた時の空の様子を名前にしたらどうだ。」
母「そうねぇ。あの子が産まれた時は、星が凄く綺麗に見えたわ。疲れていたのかもしれないけど、ね。」
父「いや、あの時は俺も綺麗だと思った。」
母「じゃあ、どう表現しようかしら。あっ、あの時流れ星が沢山降って来ていたわ。」
父母「流星はどうかな。」
父「あっ。」
母「うふふ。考える事は一緒ね。」
母「じゃあ、あの子は流星。流れ星みたいに、綺麗に輝いて人の心を癒して欲しい。」
父「そう流れ星に願おう。」

ー数十年後
流星「俺、結婚したいんだ。」
母「あっ!えっ?んっ?なんですって?」
流星「俺、恵梨香っていう大切な人が出来たんだ。お願い…します、」
父「お前は、その子を幸せにできるのか。」
流星「............嗚呼。勿論。」
父「…わかった。お前を信じる。いい式を上げろよ。」
流星「うん。ありがとう。じゃあ、行ってくる!」
バタン
母「流星、綺麗で優しい子になったわね。」
父「梨子が予言したんだ。凄いじゃないか。」

その家族は、地球という小さな星でほんのちょっとみんなより幸せになりました。
星に願いを告げると願いが叶うって本当なんですね。
ほら、今日は星が綺麗で、流れ星が流れていますよ。貴方もお願いをしてみませんか?

4/25/2024, 10:00:14 PM