遠い日の記憶が頭を駆け巡る。笑う君と甘い香水の匂い。風で暴れる髪を押さえつける仕草すら美しく見えたんだ。 君がその後落ちたなんて知りたくもなかった。上から落ちてくる君はあの日のように笑ってて甘い香水の香りがして、髪を抑えていなかった。まるでもう吹っ切れたように笑って、とても、信じたくないけど、今まで見てきた瞬間の中で、1番、落ちる瞬間が美しかった。
7/17/2024, 10:06:15 AM