遠い日の記憶
俺はあなたに初めて会ったはずなのに初めてな気がしない
ずっと、ずっと前からあなたを知っている気がする
「ら、ん…?」
初対面のはずなのにあなたは俺の名前を知っていた
「い、るま…?」
初対面のはずなのに俺はあなたの名前を知っていた
なぜだろう涙が溢れだしてくる
ずっとあなたに見つけてもらえる日を待っていた気がする
「来世でも俺の事みつけてね!」
初対面のはずなのに君と約束したあの瞬間の記憶が鮮明に蘇る
この記憶はなんなのだろうか
前世の記憶だとでも言うのだろうか
頭の整理が追いつかないでいるとあなたは、いるまは、
「ずっと、ずっとお前に会いたかった気がする」
と言い俺を優しく抱きしめた
初対面なのに抱きしめられたことが嫌じゃなくて、むしろ嬉しくて俺もあなたを抱きしめ返した
「もういるまの側を離れないから!」
気づくと俺はそう口にしていた
7/17/2024, 2:23:22 PM