楽園目に映る雑踏。日々流れていく、情報や映像。生きていくのに必要な最低限の社会交流。毎日の食物の噛み下しと排泄。私は無意識に足を止める。繁華街の道路脇に、誰が植えたのか分からない小さな紫のビオラの花が揺れていた。小さな花を眺める私の肩に人々はぶつかりながら、無頓着に通り過ぎていく。立ち止まっている私だけを、そこに置いて。今。私の部屋の窓辺には、小さな鉢と淡いピンクのビオラが風に揺れている。
4/30/2026, 8:11:29 PM