過ぎた日を想う
思えば何もしていない。
学校に行かなくなって、どれほど経っただろう。
何かを成し遂げたわけでもない。誰にも負けないスキルを身につけたわけでもない。将来の為に必死に何か努力したわけでもない。自分自身と見つめ合ったり、精神的に成長できたわけでもない。
何もせずとも夜は明けて、お腹が空けばご飯を食べ、必要最低限の清潔感を保ち、日が沈めば眠りにつく。
最早生きている意味すら感じないような、ただ与えられた時間を消費していくかのような日々。
何もしないまま歳だけ取り、どうしようもない老人になっていくのだろうか。
そんなのは嫌だなと、漠然と考えはするが、それを思ったところでこの生活から抜け出す術を探そうとはしない。
こうやって生きてきた数年はなんて無駄なのだろうと、考えても何にもならないことばかり考えて、未来より過去に執着する。
ただ過ぎた日を想うだけの、そんな毎日。
10/6/2024, 6:10:25 PM