短編小説書きたい人

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「僕は青いお空を見た事がない。

いつも見てるのは、黒いお空ばっかり。

だって出ちゃダメだーってお父さんに言われるんだもん。

お星様が見えるお空も綺麗だけどさ。

僕はやっぱり青いお空が見てみたい。

…お父さん、寝てる。

今なら、大丈夫かな。

…わ、まぶしい。

…へぇ、これがあおぞらって言うお空なんだね。

すごい。絵本で見たとおりだ。

あれがおひさまって言うやつなのかな。

あったかくて、きもちいい…。

なんでだろう。からだに力がはいらなくなってきた。

ああ、じめんもあったかいなぁ。

こんなきれいなおそらがみれて

ぼく…うれし…………」

そして、吸血鬼の子どもは灰になった。


【どこまでも続く青い空】

10/23/2024, 12:39:54 PM