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目が覚めると…

まず 腕を伸ばす
いつも必ずどちらかの腕がしびれているから
手のひらも指先からニギニギする
そして
今日は…何曜日だ? なんのゴミの日だ?
何年の何月何日だっけ?
確認 確認

次は お弁当を作る日だったかな
買い物するもの 何だったかな
朝から やらなければならなかった事は…
ここまで ひと通り
目が覚めると行うルーティンだ

むくっ 起き上がる
うっ 腰が痛い
そんな毎朝 いつも同じくいつも通り

目が覚めて 今日を考えること
自分の名前がわかること
それは これからどんどん年老いていくにつれて
必ず忘れない日課にしようと思っている

目が覚めて もし記憶が混濁していたら…
もし 見知らぬ場所で目覚めたら…
もし 何もかも解らなくなってしまったら…
もし 異次元に飛ばされて 異世界へ転移したら…

そんな事はない
とは 言い切れない未知の行方
怖い とても怖い
でも もしも そうなってしまったら
私はきっと 絶望より まっいっか!と
開き直って 考えてもわからない事はしないはず

いっそ 楽しもう 怖いと思ってても
お腹はきっと空くし 喉も渇く
なるようにしかならないのだから と腹をくくる

ただひとつだけ 心底恐ろしいのは
明日も目覚められると思っていても
目が覚めることがないかもしれないという こと
それは 誰にも予測できないからね
見られたくないモノは いつでも どうにも
出来るようにしておかなくちゃ! と
今 物凄く 思った…




*読んで下さり ありがとうございます*

7/10/2024, 10:44:39 AM