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ゆずの香り

冬至は、ゆず湯にかぼちゃ、今年2024年の冬至は12月21日2025年来年の冬至が12月22日、一年って短いようでやっぱり365日去年と同じは何一つない、一瞬一瞬は、まさしくかけがえのないものでその一瞬一瞬の一時が二度と戻ることのないという揺るぎない諸行無常の響きの中に生かされているのだなぁと、慌ただしい師走冬至の習わし、ゆず湯につかりながらゆずの香りにつつまれて深呼吸、慌ただしさの中にあるこんな一時が幸せだと大人になり過ぎると気づく、最近ニュースで耳にするヒートショック夫婦二人の生活どちらかがちょっと長湯だとどちらかが必ず覗きに(笑)今日は夫は3回も覗きに来た、言われても言われても相変わらず長湯のわたしとカラスの行水の夫互いの風呂の長さが気になる初老夫婦の冬至の夜、こんな幸せもあるのだなと気づく今日このごろ。

湯船に浮かぶゆずにキャッキャと騒ぐ孫の声を聞きながらゆずの香りに目を閉じる時は、遠い遠い記憶の彼方で祖母が湯船に浮かんだ柚子を私の頬にあてて、「一緒にお風呂に入った日を覚えといてよ」って何気なく言ったその言葉を思い出し、孫に言ってみる、今は忘れてしまっても、この子が孫をお風呂に入れる日この日を思い出してはくれないだろうか?とババァは思い笑いながら幸せ涙を顔を洗うフリして隠すのであった(笑) 

なにが、「大人が泣く時は悲しい時だけじゃないんだよ」だったらそれはどんな時か言ってみろよ、分かったこと言ってんじゃないよ、分かってないくせにキモイは笑笑 幸せで泣く時がないから、夫婦というかたちは紙一枚の関係それだけではないと分からないのだろ、そして夫婦というかたちに嫉妬し偏見を持っているのだろう、オールドミスって死語かと思ったがそうではないのだと最近気がついたわ。

独り身で寂しい冬至の夜は、ゆず湯にでも入ってゆずの香りで遠い昔を思い出してごらん、月に向かって遠吠えするんじゃないよ(笑)幸せそうな夫婦に噛みつくんじゃないよ、みっともないから笑笑

ゆずの香りで少し心を潤すことをおすすめします。悲しい時だけじゃなくどんな時か分からず泣く情緒不安定気味のあなたへ(笑)

本日は果肉たっぷりではなく皮肉たっぷりのゆずの香りに包まれて月に呪いを捧げて下さい。
お似合いです。


令和6年12月22日

心幸 

12/22/2024, 11:16:36 AM