今日で上原月乃がアイドルを卒業して1年だ
僕は今でも君の赤いペンライトを振り続けている
「つっきー!こっち見てぇー!!つっきぃーー!」
ドンドンドン
また隣の住人か
「いい加減にしてくれないか。うるさいんだよ」
隣の住人はキレ気味に向かってきたが、無視して扉を閉める
「ごめんね。怖かったよね。」
僕は急いで戻ってそう言った
「大丈夫だよ。ほーら、よしよし」
さぁ、続きをしようね
まだまだ僕を楽しませてくれるよね?
まだ赤く消えない焔を振り続けないといけないんだ
「まだいけるよね?月乃」
月乃の痩せ細った身体も
変わり果てた色のない顔も
吐く呼吸さえも
僕を興奮させる
僕なら君を一生アイドルでいさせてあげられるんだ
10/27/2025, 12:31:37 PM