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 見てください。
 月の灯りで照らされる草原に、一つ動いている影があります。
 これが何か分かりますか?
 そうニンジャです。
 これはニンジャが草原をかける様子を捉えた貴重な映像です。

 皆さんはニンジャのことどれくらい知ってますか?
 知っているようで知らないニンジャのこと。
 いまからお勉強しましょう。
 『月夜を駆けるニンジャ』

  ♪ニ・ニ・ニ♪
 ♪『日本人が来た』♪
  (タイトルコール)

 今回のテーマは『ニンジャ』。
 ニンジャ、実は我々ヒトの親戚です。
 難しい言葉で言うと人類は、哺乳(ほにゅう)類霊長目ヒト科です。
 これに対して、ニンジャは哺乳類霊長目ニンジャ科になります。
 かなり近いですね。

 歴史を勉強するとき、ヒトは猿が祖先と言われたことでしょう。
 ニンジャも祖先は同じ猿なんです。
 ですが、ある時から昼に活動するものと、夜に活動するものが出てきました。
 始めはどうにか一緒に暮らしていたようなのですが、生活リズムが合わないので、やがて昼に活動するグループと、夜に活動するグループに別れてしまいました。
 この昼に活動するグループがヒト、夜に活動するものがニンジャの祖先だと言われています。

 ですからニンジャは、明るいところには出てこず、専ら暗くなってから行動を開始します。
 夜行性なのです。
 でも夜は危険がいっぱい。
 その危険から身を守るため、忍術という他の生物には見られない武器も獲得しました。
 いやあ、生命ってすごいですね。
 この忍術を使って、日本中に大きく生息圏を広げていきました。

 ですが最近は、ヒトの文明が著しく発達し、夜でも明るいところが増えました。
 ニンジャは明るい場所を嫌います。
 そのためニンジャは急速に数を減らしてしまい、野生のニンジャは絶滅の危機に瀕していました。

 ニンジャを絶滅させるわけにはいかない。
 そう考えたヒトたちがいました。
 そこでニンジャの個体数を増やす試みを思いつきます。
 内容は危険のないヒトの飼育下でニンジャを育て、十分に力を付けさせてから野生に返す。
 そしてニンジャの住みやすい環境を整える。
 そうすることで、ニンジャの個体数を増やし、絶滅を避けようとしたのです。

 この活動が身を結び、今では伊賀と甲賀でたくさんのニンジャを見ることが出来ます。
 ニンジャの保護活動を行うヒトたちには頭が上がりませんね。
 ニンジャが好きなヒトがいる限り、日本からニンジャがいなくなることは無いでしょう。
 これかもニンジャには目が離せませんね

 次のテーマは『サムライ』。
 明治維新の時に起きた戦争で絶滅してしまった侍。 
 その侍をDNAで復活させる?
 それって本当に可能なの?
 次回『日本人が来た』は「サムライカムバック」。
 侍復活プロジェクトに密着します。

3/8/2024, 8:34:26 AM