私たちは、毎年恒例で誕プレを私あってる。
そして私はもうすぐで20歳の誕生日を迎える。
いつもだったら、どこかに出かけたりするんだけど、今年は無理そう。
それは...
私が病院にいるからだ。
私は生まれつきの病気でちょくちょく入院してた。
いつもだったら、入院してれば先生が誕生日の日にだけ外出の許可を貰えて、彼とデートしてた。
それが、何よりも楽しくて。
1年の中で1番楽しみにしてた日。
それが、今年は無理。
それは私の楽しみ、息抜きを奪ってる。と言いたいところだが...今年は今までよりもさらに悪化してて、危ない。だからだ。
体を優先するのが命を守るためにも、大切なのは十分に分かってる。
だけど...
お見舞いに来てくれた時に、勇気をだして真実を話した。
彼は笑顔で受け入れてくれた。
分かってる。受け入れてくれることは。
それで、本当に私は彼を幸せにできてるのか?
と思うようににってきた。
そして、迎えた誕生日の日。
この日は、ココ最近で1番体調の悪い人なった。
喋るのも辛い。もうこのまま、誕生日が命日になっちゃうんじゃないかと。
数時間後、彼は私の病室に誕プレを持ってお見舞いに来てくれた。
「こんな辛い中だけど、これみて俺の事思い出して欲しいな。それで、少しでもあんたの勇気となばと。
あと、𝑯𝒂𝒑𝒑𝒚 𝒃𝒊𝒓𝒕𝒉𝒅𝒂𝒚🎉」
彼がくれたのは、ネックレスであった。
「いつ死ぬか分からない私がこんなもの受け取れへんよ。」
「気にしないで、いつどうなるかは分からないけど、辛い時はある。その時の。お願い」
「わかった。あんたの気持ち受け取ってやる。」
今日は面会時間ギリギリまで彼とずっと一緒にいた。
「明日は来れへんけど、明後日は空いてるからまたその時に。」
彼と話した最後の会話。
そして、今日貰った誕プレが彼から貰う最後の誕プレとなった。
次の日、緊急外来でたくさんの人が運ばれてきた。
どうやら、大通りの横断歩道での交通事故らしい。
私も、今日は忙しい日だなって思ってたやさき。
目に入ったのは、血だらけの彼であった。
彼は、あの交通事故に巻き込まれたらしい。
結構重症で、命が助かるかどうかってところらしい。
それを聞いた私はその場で泣き崩れた。
なんで彼がこんな目に会わないといけないの。
悲しみしか溢れてこなかった。
その後、彼の治療の結果は残念ながら、上手くいかずそのままサヨナラとなってしまった。
私は先生に「彼に合わせてください。」
強くお願いした。
近くには行けなかったけど、遠くから彼の姿が見えた。
それから、彼が数年後。
医療の発達のお陰で私の持病は完治はしてないが良い方向に進んできた。
私は、今になっても私の誕生日は必ず彼に貰ったネックレスをつけて、彼の元へ向かう
「本当だったら、私の方が先にさよならするはずだったのにね。このネックレス、あんたが亡くなる前最後にくれたプレゼント。お気に入りでずっとつ使ってるよ。この話毎年してるね。」
このプレゼント、私にとって忘れてはいけない、忘れられないものとなった。
ありがとう。
12/23/2023, 3:14:01 PM