君の横顔に車窓の風景がおさまった時
僕は、君に気づかれないよう
そっと視線を落とした
君は、君の美しさに気付かないまま
景色だけが色づいていった
あの頃と同じだ
僕に気付かないまま君は悩ましげに
誰かと聞いた
好きな音楽も、着る服も
何も変わらないまま時だけが過ぎ
今こうやって
互いに支え合っている僕ら
もう離れない
いつも抱きしめられる度
また旅の寄り道だと気付かされる
君の肌と香りと視線が
僕だけをみていない
またか、
そううなずきながら
そっと瞼を閉じてみる
僕だけの君
君だけの僕
そんなこと思い浮べ
また朝が来る
何も知らない姿で、、
君も、旅の途中かい?
冷たい返事に返す笑顔もなく
また寄り道をしたくなった
静止画と動画の寄り添いは
愛おしく続いていく。
1/31/2025, 12:31:05 PM