運命の赤い糸、なんて概念があって。 どうやら運命の相手と小指にある見えない赤い糸て結ばれてるらしい。 さて、僕にはその糸が見える。そして、権力者に結ばれてる赤い糸がどうも僕に繋がれてないように見える。 どうするか、などという考えは愚問で、彼女の赤い糸を特殊なハサミで切って僕の赤い糸と結びつけて、つなぎ目を丁寧に撫でると元から繋がっていたように見える。 本当は良くないかもしれないが、仕方ない。 僕は彼女の運命が欲しいから。
6/30/2024, 4:07:17 PM