部屋の片隅で息をするということ昨日、灯した明かりが消えかかったので今日、新たな火をつけに行くここは薄ら寒いどこかにまた穴が空いたのだろう温もりを帯びた針と眠りで紡いだ糸でゆっくりと繕う紅茶の湯気と本を栄養剤にして柔らかな腐葉土をいくつも作る鼓動の波打つ音を確かめて生きる、という言葉を反芻するひとつの心の臓その小さな隙間すらまだ埋められずとも未だ、そこすら埋められずともお題:部屋の片隅で
12/8/2024, 9:16:53 AM