『太陽のような』言葉にするのも憚られるぐらいに酷く惨たらしい有様だった。焼ける臭いと腐る臭いを嗅ぎながら、足元に斃れる夥しい遺体を踏み抜いて歩いた。あの日のすべての感触と光景が脳におそろしく焼き付いている。空に輝いた閃光がすべてそうさせたのだ。あの光をひとときでも美しいと思ってしまったことは長く私を苦しめた。
2/23/2024, 3:34:56 AM