私は鋭い眼差しで睨まれたって、睨み返さないようにしております。それには明確な理由がありますの。私は、お母様のように、貴婦人のような、優しくて立派な女性になりたいのです。お母様のようになるには、そう簡単に怒ってはなりません。
私は所謂、いじめというものを見てしまいました。人を虐めるという事に、快感を得ているのでしょうか?私はその事が信じられませでした。人を虐めて何が楽しいのでしょうか?虐められている子は、今にも泣きそうで、心のティーカップの中の、苦い紅茶が、今にも溢れ出しそうでした。私はそれを見て、自分の心の中の、憤怒の意を感じてしまいました。
お母様のようになるには、気品と広い心。それと愛と勇気がいりますの。広い心を持つには簡単に怒ってはなりません。でも、人を助けるためには、少し怒ってしまっても良いでしょう?
少し、戒めてこないと、虐められてる子も、悪魔も、可哀想ですね。
「彼女、ちょっといいかしら。」
私は鋭い眼差しを向けられました。私は、虐めのターゲットになってしまうのではないでしょうか。干渉しない方が良かったのでしょうか。
なんて言うと思いました?
私はお母様のようになりたいのです。そのために、彼女に鋭い眼差しを向けました。
『鋭い眼差し』
10/16/2023, 7:35:39 AM