【海星と花奏の幻想入り物語】1
今日もいつも通りの日常が繰り広げられる。誰もがそう思っているだろう。僕だってそうだ。いつも通りの生活。結局、世界なんて知らずに、この狭い空間で過ごすだけで僕は幸せというのに。まだ、このときの僕には知るよしがなかった。これから起きることは、誰もが経験することのない物語。アニメのような漫画のような。夢にしか体験することのできない、紡がれる経験。
小鳥のさえずりが聞こえる。なんて良い朝だ。昨日は雨だったのに、今日は気分がいいなぁ。まぁ、昨日は学校で今日は休日経ったからというのもあるけれど(笑)。それに、今日は花奏と遊びに行く予定だし。準備しないとね⁽⁽ଘ( ˊᵕˋ )ଓ⁾⁾。だか、今日は一体どこへ行くのだろうか。でも、今回もきっと楽しいのだろう、なんせ花奏が誘ったのだから。僕は陰キャでコミュ障であるがゆえに、人との関わりが少ない。唯一友達と言えるのは花奏ぐらいじゃないかな(-̩̩̩-̩̩̩-̩̩̩-̩̩̩-̩̩̩___-̩̩̩-̩̩̩-̩̩̩-̩̩̩-̩̩̩)。なんか悲しくなってきた。いやね。高校生なったら陽キャになろうと思ってたんだけどね、ならない自分に急になるのむずいんよ。そんで徐々になって行こうと『思う』。うん、思うだけ。実際現状維持のほうが楽。花奏なら「どうでもいいことに時間を使うな。」とでも言うのだな。バカで悪かったですねぇ。でも、青春が僕を待っているので悩まざるおえないのですよ。わかる?この気持ち。とまぁ、急いで支度しないと、
海星「このままだったら時間間に合わねぇ。あいつ、人誘う時間早すぎなんだよ。朝の10時に集合だって。僕が起きたの9時だぜ?大変じゃね?…え?もっと早くに起きればって?あぁ、そういえば「遊びに行く」「花奏に誘われた」とは言った。しかしだな。今回はただの遊びじゃない。ふっふーん。聞いて驚くなよ。『旅行』さ。しかも2人で。珍しいよね。いつもは僕のことをおもちゃのように遊ぶ花奏が僕を旅行にだなんて。誘われた時はΣ(゚Д゚)の顔がでてたんよ。ほんまびっくり。随分と長話したね。僕もちょうど準備できたから言ってくるよ。僕の、大事な御守りさん。」そう言って、僕は家を出た。
とある駅についた。この街は随分と都会で人が多い。しかし、僕なら人身がもつこの力で花奏の居場所を見つけることができる(かも)。そう、それは誰もがもつ『直感』だ。僕の直感は80%の確率で当たる(推定)。この前、部屋の温度を聞かれたとき、適当に答えたらなんか当たっていたし、スポーツなどで点が入るか入らないかみたいなのを当てたりできた。つまり。これは才能だ(どや)。僕は幸運の持ち主なのだーワーッハッハッハー。
花奏「何やってんだお前。変な顔をしてw。」
海星「Σ(゚Д゚)、か、花奏!?どどどどうして僕の居場所が…。」
花奏「ん?偶然だよ。ただのw。」
海星「そ、そうか、、、。」
なんか恥ずかしい(。>﹏<。)。僕って、そんなおもしろい顔してた?今現状維花奏に笑われてるんですけどー。どういう返事をしたらえぇかね?わからん。
花奏「さぁ、行くぞ。あいにく、今日はスケジュールがハードなんで。」
海星「わかったよ。」
僕らは乗る電車の切符を買い、ゆっくり車内を満喫した。
電車を降りた。青い空、白い雲。美しい草原と山々。田舎。
海星「空気が美味しいなぁ。」
花奏「そうだな。」
海星「そうか、花奏は人が少なくてゆったりできる場所が好きだったよな。」
花奏「まぁ、周りの目線や音があまり好きじゃないからな。」
『目線』?あぁ、そっか。こいつ一応美人だからな。モテるんだよなぁ。うらやま┐(´д`)┌。青春をすぐに手に入れれる花奏はもったいないよな。
花奏「まずはだな………………………………。」
このあとはいろいろ行く場所を説明され、最初の場所へ向かうことにした。
海星「ふぅ、今日は楽しかったね。」
花奏「そうだな。」
海星「どうした?何か物足りないことでもあったか?」
花奏「いや、今地図をみてるんだけど…どうみても地形が違うんだ。」
海星「え?」
僕は急いでスマホを取り出す。
海星「んーわかんない。」
花奏「わからんのなら見るな。」
海星「すまんすまん。」
9/22/2024, 3:52:52 PM