君がささやいた声で、わたしは思い出せたんだ。
世間の常識から外れたら、この世界で生きていけないと思っていた。
他人から認めてもらいたい気持ちに縛られて、身動きがとれなくなっていることに気づかずに、個性を殺して周りの人たちと同じ様に生きていた。
あるとき、夢で君に出会った。君は、わたしの耳元で何かをささやいた、その後、両側の口角を少しだけ上げた。
さあ、きみはどうすると言わんばかりの顔を二、三秒わたしにむけた。驚いているわたしを残して、瞬きの間に消えてしまった。
君がなんて言ったかは思い出せないんだけど、この一瞬で、わたしは一番大切なたった一つのことを思い出せたということは覚えているんだ。
ありがとう。夢の中のともだち。
_________ささやき______________________________。
4/21/2025, 2:26:26 PM