絶望に果てた雪国
ある日、ふと目が覚めた。おおよそ2時である。まだ真っ暗だ。もう一度寝たい。だが窓の奥に雪が溜まりすぎている。朝には1mにはなってはいるだろう。そうなっては面倒だ。早めに除雪しよう。
あ、そうだ。軽く除雪が終わったことだから、何か食べよう。家に何かあった筈だ。収納庫を見た。はたしてそこにはカップラーメンがあった。生憎、好きな味はなかったがまあいいだろう。俺は、豚骨ラーメンを取り出し、3分待ってすすりだした。ここまでで約1時間。全く物音もしなかった。俺も静かにやったからか物音は0だった。
朝になった。心地よい朝を迎える。だが、この世の終わりを告げられた。絶望この上なかった。医者が言うには、耳が聞こえないらしい。俺...ミュージシャンなんだが...
2/7/2025, 6:53:37 AM