秋風が住宅街の街角の家に置き土産のように枯れ葉を置いていく。何度もゴミ袋に入れて処理するのも面倒だ。そもそも自分の家の紅葉ではないではないか。ならば燃やしてしまいたいが色々と面倒くさい。
(話は変わるが、かつての自転車は良かった。ふらっと乗って何処かへ向かい、気が向いたらサクッと帰れた。だが今はヘルメットの装着や走る場所の指定、傘さし運転の禁止など意識しないといけない事が多くなり過ぎて乗る気も失せてしまった)
そうしている間に枯れ葉は自然発火を起こして家は全焼した。煩わしい決まり事さえなければ風のない日にチャッカマンで燃やせば済んだ話だ。安全のためのルールが結果として被害を拡大させた。
題『燃える葉』
10/6/2025, 7:21:16 PM