水玉

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きらめき、という言葉でパッと浮かぶのは、15歳の娘。

小学校3年生から学校に行かなくなり、あーだこーだトライアル&エラーを繰り返してるうちに、いつの間にか6年も経ってしまった。

中学3年生になった彼女は今、学校ではない場所で大好きなことに熱中し、たくさんの仲間に囲まれて過ごしている。

仲間と一緒に泣いたり、笑ったり、夢中になって大きな作品を作りあげたこの夏。

彼女にとって宝物のような夏だったに違いない。

不登校という世界で、親も娘も悩んだり苦しんだりの6年間だったけど、今目の前にいる彼女はとてもキラキラと輝いている。

娘が変わったんじゃない。
親が成長したのだ。

小さな小学生だった娘も、今と変わらずキラキラした存在だった。
なのに「学校に行かない」という一点が、親の目を曇りに曇らせ、彼女の輝きが見えなくなっていた。

曇ったメガネを外すのに、6年もかかってしまった。
それがどれだけ娘を苦しませてきたのだろうと。

そう気づいた日から、決めた。
この先、ぜったいに曇ったメガネをかけない。
キラキラときらめいて輝く彼女を見逃さない、と。

まっすぐ生きる15歳の娘の存在は、とても眩しい。


9/4/2024, 2:46:09 PM