惟新の角部屋

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秋の黄昏の、海を見て立っていた。
夕日は刻一刻と沈んでいく。
「秋の日はつるべ落とし」なんて言うけれど、こんなにはやいとは思わなかった。嗚呼、地球よ、まだ終わらせないでほしい。まだやり残したことがいっぱいあるのだから。

今から西に向かって精一杯走ろうか、それとも、相対性理論とやらに頼ってみようか。
それでも得られるアディショナルタイムは、僅かなものなんだな。
激しい波が岩に砕けていく。こんなに儚いのだから、もっと時間を大切にしなければと思った通り今日この頃。

母に頼んで、腕時計を買って貰った。

11/28/2023, 3:28:44 PM