n.n.

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絆と言うと、目には見えないと思っていたし、
そう思っている人が多いんじゃないかと思うが、
実際のところ、目に見えるものなのかもしれないと
最近は思っている。

それは、雄弁に愛を語る、物言わぬ瞳であったり、
私の心を思い、気遣う言葉を形取って書かれた
丁寧な文字たちであったり、
表情や声音、抱き締められた時の力や、
知らぬうちに用意されるプレゼントや食事など…

その形は多岐に渡る。

特に私が感じるのは、
私を愛しているその人から感じる、視線の温度だ。

時折、ハッとさせられるほど、その眼差しから
愛というものをダイレクトに受けとれることがある。

その瞳を見るだけで、
ああ、私はこんなにも愛されていたのだと、
瞬時に理解することができるのだ。
これには私も驚いた。

…これらを、目に見える、と言うには少し
語弊があるかも知れないが、
今現在の私の考えとしては述べた通りだ。

私自身としてはまあ、今が幸せであるし、
痛かったり苦しんだりしないならば
自分がいつ死んでもいいと思っているが、
私が死ぬと絶対に悲しむと思える人がいるうちは、
その人たちが泣いたり元気がなくなったりはして欲しくないので、死なないようになるべく全力で気をつけていきたいなと思う。 痛い目は見たくないし。

なのでこれからも生きて、
交流したい人と交流し、仲を深めることで、
絆というものへの理解と認識を
アップデートしていけたら良いなぁ、と思っている。

3/6/2023, 11:23:39 PM