夜景を撮ろうと、高いビルの上でカメラを構えた。
雨が降っていて、コンディションは最悪だが、これはこれで味があるというもの。
シャッターを何度も押す。
良い一枚が撮れたと思った瞬間、視界の先に一筋の稲妻が見えた。辺りが明るく照らされ、大きな音が響く。
遠くで雷が鳴っていることは気付いていた。
タイミングがあと少し違えば、稲妻が走る瞬間が捉えられたのに!
その後、頑張ってその瞬間を撮ろうと待ってみたものの、全然タイミングが合わず。遠くの雷はいつしか消えていってしまったのだった……。
『遠雷』
8/24/2025, 9:00:08 AM