つつじ

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昼下り、雨上がり、私は虹を見ようと中庭に出ていった。ぱっと目に付いたのは、彼女だった。
彼女は何か覚悟を決めているように見えた。
「怖くはないのですか?」と私は尋ねた。
「いいえ、嬉しいです。ここから落ちることで私は彼になれるのですから。それに、私が1番輝くときですから。」
「そうですか。」
そうやって雫は葉から垂れた。

4/22/2023, 8:41:50 AM