君と出会ったのは学校の帰りで
ほんとはそのまま通り過ぎようとしてたんだ
でも、
雨が降ってきて
このまま通り過ぎるのは少し嫌で
せめてもって傘を置いたんだ
もうできることはないからって帰ろうとしたら
さっきまで何も言わなかったのに君は、
弱弱しく声をあげた
その声を聞いたらもう仕方ないって思ったんだ
自分は学生でバイトして生活をしている
忙しい毎日で余裕なんてない
けど
このまま帰ったらきっと後悔する
なら少し無理をしてでも連れて帰ろう
そう思ったんだ
最初は慣れないことも沢山でお金もかかるし嫌になりそうだった
バイトも新しく入れたりして
正直少しだけ後悔したんだ、連れ帰ったこと
あの日もバイトで疲れながら帰った
それで家に入ったらさ
君がすやすや寝てるんだ
その顔見たらさ
なんだか安心しちゃって思わず笑顔になった
せっかくだしって抱きしめたら
迷惑そうな顔をするものだから
思わず笑えてきて頑張ろうって思えた
その後もなんやかんやあったけど
それなりに楽しく過ごせてるよ
【子猫】
11/17/2024, 9:28:43 AM