『パラレルワールド』
『また明日ね!』 『うん!また明日!』と今日最後の友人Aとの会話を交わす。
2時間後...
一通のLINEが届いた。友人AからのLINEだ。普段は、LINEで会話をしないため、珍しいなと思っていた。
内容は、『パラレルワールドへ行ってきます。結果は、明日の21時くらいに言うね。』だった。
何を言っているんだろうと思ったが、『了解、楽しみにしてるわ』と送った。
翌日、学校に行くと友人Aがいなかった。おれは、友人Bに友人Aについて聞いた。すると、Bは、『Aってお前じゃん笑笑』と返した。俺は、は?と思ったが勘違いだわ笑と伝え、その場を後にした。AからLINEが来ていた。『.....やめろ。やめろ。やめてくれ。俺は関係ない、』と書いてあった。頭にハテナが浮かぶ。
ピロン!とLINEが入る。
友人Cからだった。珍しいな。内容は、『A、来週公開の映画、何時から見る?』だった。Bもだが、Cも俺のことをAだと思っているようだ。おかしな1日だ。と思った。
夕方
俺は、家に帰った。家についたあと自分の部屋に閉じこもった。ネットサーフィンをしているととあるニュースが目に入った。
『男子高校生、ショッピングセンターで殺害される』
この記事の被害者の写真を見る。写真には、Aが写っていた。え!どうなっているんだ!
するとある紙切れが目に入った。
『◯◯(主人公の名前)をパラレルワールドに飛ばす。自分は、???となる
方法
主人公に『パラレルワールドに行く』ことを伝える。
自分は、10分後に隣町まで行く。24時を迎える前に隣町の公園にターニングポイントとしてとある目印をおく。置いた後に遊具の下で4時まで眠る。4時をすぎて、自分の体が遊具ではない場所に置かれていたら、飛ばしたい人間は、パラレルワールドへ、自分は、別の世界のAとして生きることになる。
*自分の体が、人の集まるところにあれば、儀式失敗、つまりAは死ぬ。 その場合、飛ばした人間は、パラレルワールドには行けるが、儀式が失敗しているため、元の世界には、帰ってこれない。』と書いてあった。
つまり、Aは、ショッピングセンターで何者かに殺された。この時点で儀式は、失敗。そして俺は、結果を聞く側ではなく、飛ばされた側だった。しかも、Aは、人の集まるところにいた。その時点で俺は、帰ってこれないことが確定した。』
俺は、そのことを知って、頭を掻き乱した。
じゃあ、今の俺は、俺ではない。元の世界には、俺の存在がない....。
その時一通のLINEがAから届いた。
『明日は、wpmwpdpwgmg???へ行くよ、また明日』と書いてあった。
5/22/2024, 1:12:27 PM