うり

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一輪の蕾を見つけた

屈み込んでいた足元に現れた蕾が
開いてゆくさまから

目を離すことが出来なかった

ふと顔を上げ
立ち上がると

いつしか
私を中心に
いや
貴女が咲かせた貴女自身の花を中心に

見渡す限り
花畑と甘い風に乗った花弁が
世界を彩っていた

つまり"好き"ってこと
簡単なふた文字

9/18/2021, 4:33:29 AM