喪服男 黑ネコ

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『満足という名の絶望』

終電を態と見送った。
タクシーを拾う理由も、
ここに残る理由もない様に感じ
自分は思考に目を潜らせて、彷徨う。

悲劇が起こったのではない。
ただこの五体満足の身体を持ってしまって
自分はこれ以上ほしがる必要があるのか
そう思えてしまった。

全て満たされたと感じた途端に
これ以上いきをし続けることを
物音立てずに否定した。

満たされれば望みが無くなる
すなわち望みが絶たれたれる
結果、満足は絶望である。

9/21/2025, 3:38:49 PM