スイ

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「遠い日の思い出」
いつかの記憶、遠い遠い、いつかの記憶。
何の変哲もない景色が、窓から見えて、何度も見た過去の、いつかも解らない記憶を蘇らせる。
ぼんやりと夢心地で、不快さだけを感じる過去に溺れる。
本当に現から地縛から離れてしまいそうになる。
ぐぅっと目を覚まして、不快さと眠気を沈めながらまた窓を目に映してみる。
ぼんやりと木漏れ日が窓から絨毯を通って、私の座っているロッキングチェア、の木の色を美しく照らした。

7/17/2023, 5:55:42 PM