ミキミヤ

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中学時代、友人たちと、毎日毎日、とりとめもない話に花を咲かせて、時間を過ごした。今思えば、よくあれだけ話していて話題が尽きなかったな、と思う。
あの頃一緒にいた友人の中で、いまだに友人関係が続いている子がいる。毎日会うことはなくなったけれど、会えばやっぱりとりとめもない話がどんどん湧いてきて、彼女と過ごす時間は本当にあっという間だ。

日々、つらいことが起こったり、暗いニュースが目に飛び込んできたりして、楽しくばかりはいられない。とりとめもない話をしている時間は生きるために必要だなあ、と何でもないことで笑い合っている時、私は思うのだ。


(とりとめもない話)

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同居人と一緒に、こたつで暖を取る。天板の上には、あったかいお茶を淹れた急須と、湯飲みが2つ。そして、真ん中に、みかんがいっぱい入った籠。
2人で同じくこたつに入って、同じテレビを見て、同じお茶を飲んで、たまにみかんをつまむ。
この時間が、私は好きだ。時間がまったりのんびり動いてる気がして、好きだ。日常の忙しなさを忘れて、心が落ち着くから、好きだ。
たぶんこの同居人も、同じことを思っているのだと思う。
毎年、冬は一緒に、こうして過ごすのが、私たちの定番だから。


(冬は一緒に)

12/19/2024, 9:53:43 AM