悠々

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たまには、好奇心の赴くまま、やりたかった事をしたい。一人でしたい。一人になりたい。1日だけで良いから、好きなようにさせて欲しい。今しか出来ないことが沢山あって、後悔なんてしたくないんだ。まずは、0時から4時半まで、勉強をする。4時半から、支度をして、夜明けの空を見に行く。お気に入りの場所まで、少し遠いから急いで準備する。夜明けの写真を撮り終えたら、家に帰る。朝食は、こんがり焼いたトーストに、バターを塗り、ジャムをたっぷりのせる。ほうれん草とコーンとベーコンの炒め物を合わせ、コーンスープを流し込む。ハーブティーは、アップルミントとレモンバームをブレンドして頂く。珈琲も淹れておく。珈琲を片手に、読み終えて無い本を片っ端から読む。紅茶を淹れ、スコーンに朝とは別のジャムとハチミツをかけて食べる。一息ついたら、出かける用意だ。移動手段は電車しかないので、余り遠くにはすぐに行けない。だが、ひとり旅はゆっくり楽しみたい。登山をし、森林浴に癒され、温泉に入る。美味しいものを食べ、図書館と本屋に行く。新たな本と出会い、刺激を受ける。ガラスペンか、万年筆を買う。パイロットのインキの紺碧、深海、天色のどれかを買う。オレンズネロも買う。レトロな喫茶店でお気に入りの本を読む。家に帰って、夜明けの空の写真を下書きし、描きかけの絵を水彩絵の具か油絵の具で完成させる。消しゴムはんこに挑戦し、彼氏宛にポストカードか葉書に押す。彼氏宛の手紙を綴り、彼氏に贈る花を探す。晩御飯は、シチューかカレーを作る。フランスパンを焼き、つけながら頬張る。耐寒性のある服を着て、星を見に行くんだ。一頻り見たら、テントを張って、ストーブを焚いて、寝袋をしき、お気に入りのランプに照らされながら本を読んで寝よう。きっと良い夢が見られると思う。彼氏が出てきてくれるのなら、一緒に寝ている夢をもう一度見たい。幸せだった。温かい光に包まれながら寝ている夢だった。手を繋いで、添い寝しているだけなのに、心が癒された。彼氏に一つだけ言うのならば、たまにで良いから髪型を変えた時とかに可愛いって自分から言ってよ。聞くと照れくさそうに言ってくれるけど、やっぱり君から言って欲しい。そうじゃないと、頑張ったのが報われない。
きっと、1日じゃ、私のしたかった事は全部終わらない。だけど、1日でここまで出来るのなら、日々の積み重ねで、少しずつ変えていこうと思う。
結局、一人になりたかったはずなのに、人恋しい。
たまには、君からの愛を行動で返したいよ。

3/6/2024, 3:33:25 PM