重たい毛皮を脱ぎ捨てて、虹の橋を渡る。灰色の針山は眼下に、抜けるような青空の下、誰に縛られることもなく翔けた。もう痛くない、苦しくない、疲れることもない。こんなに走り回れる、目も良く見える。風が気持ち良い、空が綺麗だ。果てしなく続いていく虹の橋、一つ嘶いて駆けていく。何処までも広がる蒼穹。君と最後に見た空の色と、似てる気がして。虹の橋を渡った先で、ただ君だけを臨む。テーマ「また会いましょう」
11/14/2023, 8:04:16 AM