とある恋人たちの日常。

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 やらかしたー。
 
 スマホを見ようと運転していた車を止めて、スマホを見たり、連絡したりと続けていたらエンストしてしまった。
 
「やばーい」
 
 遠出とは言わないけれど、いつもの道ではないところに来てしまったから、どうしようかと途方にくれていた。
 
 でも俺には強い味方がいる。
 彼女が俺の希望だ!
 
 俺はまたスマホを取り出して、恋人に電話をかけた。
 
『はい、どうしましたか?』
「助けてー!」
『はい?』
 
 彼女は車の修理を行える仕事に就いている。だからこんな状況になったら真っ先に頼れる俺の希望だった。
 
「車、エンストしちゃったー!」
『あやや。じゃあ、今いる場所の住所をメールしてください』
「分かった」
『ちゃんと料金もらいますからねー』
「それはもちろん」
『じゃあ、住所お願いします。準備したらすぐに行きますねー』
「よろしく」
 
 プツンと通話を切る。
 こういう時にとても頼りになるのが彼女で。
 あまり本人には言ってないけれど、彼女の仕事をしているする姿を見るのが大好きだからちょっと楽しみだ。
 
 
 
おわり
 
 
 
六五五、たった一つの希望
 
 
 

3/2/2026, 1:12:13 PM