“命が燃え尽きるまで”
ずーっと彼の隣に居たい。永遠に彼のことを考えていて、「彼も私のことで頭をいっぱい」にしてくれる。こんな幸福、他にあっただろうか?今の関係では、そんな関係になるなど夢のまた夢だとしても、夢を、見せ続けて欲しい。
仮に今、「彼が私のことで頭がいっぱい」になるときがあるとしたら、どんなときだろう…?私の成績が急激に下がった時や、彼の担当教科の単位を落とした時だろうか。それとも、先日提出した作文の内容が、先生に対するセクハラだと察せられた時だろうか…。実はこれが、一番濃厚なのだ。夏休みが明けて、やっと彼に会えたのが嬉しかった私は、うっかり先生への恋心を少しだけ、ほんの少しだけチラつかせてしまったのだ。それも、作文という彼の授業を理由にして。これも口頭で説明したわけではなく文章で綴ってしまったので、恐ろしいことに、原文が残ってしまっている。
恐らく「先生に対するセクハラ」ではなく「生徒が教師に恋をしてしまっているのでは無いか?」という不安だろうけれど、これがバレてしまっては今までの関係も(特に関係性はなく教師と生徒以外0に限りなく近いが)崩れてしまう。この恋心を必死に隠しながら彼のことを好きで居続け、今なら彼にお近付きになれる…!というタイミングが私を招くまで、すなわち、“命が燃え尽きるまで”彼のことで頭をいっぱいにしておかなければならないという、私の、私だけの使命なのだ。
9/15/2024, 1:16:43 AM