雨と君

君ってだれ
わたし？植物？動物？もの？

雨とわたし
雨は好きだ
音も、透明さも、雨粒のかたちも、いろんなものをピカピカに光らせるところも、好きだ
雨の日は、雨が自分をやさしく隠してくれるようで、落ち着く
雨の日に濡れながら外作業すると、体はつかれても、なぜか心が元気になるのが不思議
「雨」っていう大自然を全身に浴びて、まみれてるからかしら

雨と植物
雨の日は、植物たちがとてもきれい
よろこんでる
水が吸えて
雨と交流できて
空の情報と地面の情報を交換してる

雨と動物
雨の日、鳥や虫たち、どこで、どうしてるのかな
どこで雨宿りしてるのかな
野良猫は、雨で濡れた地面でも平気でゴロンと転がろうとする
濡れちゃうよって抱っこして立たせてみたら
不服そう、不思議そう
君たちにとって、雨って、どんな存在？

雨ともの
もの⋯無数だな
浮かんだのは、マグカップ
マグカップに雨水をうけて、室内の植物に水やりしてみる
どう？いつもと味ちがうかな、おいしいかな、喜んでるかな
マグカップさん、あなたはどうですか
いつもと違う野性の水
あなたも元は土だものね、なつかしいかな
遠い記憶すぎて、刺激がつよいかな