窓から入る朝の光が心地よい通勤電車、少し混み始めてきた。
吊り革を持ちながら、一昨日の別れについて、つい考えはじめてしまう。
すぅーっと毒のプールに自ら飛び込み、致死量スレスレの毒のカクテルの味見をする。何がブレンドされていて、こんなに不味くなったんだろう。
嘘が多かった彼、何かと我慢してた私。
別れ際、
私を蝕んでいた、毒にまみれたプールの存在にやっと気づけた。
もう少しで、目的の駅。
この電車の中を毒のプールに変換してみる。
会社の最寄り駅に着いて、ドアが開いたら、毒のプールの水を全部、排水する。
そうする。
9/29/2024, 3:42:26 AM