「きっと」
旅立ってもうすぐ一週間が経とうとしている
この一週間は苦しくて、辛くて
君を思い出さない時は無かった。
何もしてあげられなかった。
ただ、そばで見守る事しか出来なかった
不甲斐ない私を恨んでも良いよとしか言えなかった。
時折、君が悲しそうな声で鳴く声が聞こえては
心が潰れそうだった。
君も私も何の心の準備も出来なくて
君がずっと戸惑って
「ここにいるよ」
「どうして聞こえないフリをするの」
寂しくて私を呼んで鳴いているのかと思うと
涙が止まらない。
私は君の名前を何度も呼ぶ事しか出来ず、苦しい。
でも、やっと気付いたんだ。
君の側には、母が居てくれるって事を。
だから、大丈夫。
ひとりぼっちじゃないよって
君は、もしかしたらずっと
私に伝えたかったのかも知れないって気付いた。
母も、私にそう伝えたくて夢に
出てきてくれたのかも知れない。
「ごめんね」
いつも心配かけてしまって。
頼りない娘で
頼りない私で
「ごめんなさい」
母と君が天国で一緒に居るのなら
私も大丈夫だよ。
「ありがとう。君の事はずっと愛してる」
11/24/2025, 2:46:58 PM