冬の澄んだ空気が暖かく感じる。
自然の風のはずなのに、
なぜか実家のヒーターからの暖風と似ていた。
温かさだけじゃない。懐かしさも。
一つ前の冬の暖かい風なんて、何年前に感じただろう。
実家にだって、ここ数年帰っていない。
冬の暖かい風の後に来る冷たい風が私を寂しくさせる。
厚着の枚数が少ない寂しさは元からあったけれど。
当たり前に感じていた「一人」の寂しさが来た。
冬の冷たい空気ほど当たり前に感じていた「一人」が
暖かい風を感じたことで、「実家」を求めた。
私は心に火が灯ったような感覚になった。
この火が消えないように。
そう思って暖かい風を追いかけるように、
実家へと向かった。
きっと運命的な自然の暖かい風よりも、
実家の暖かい風の方が運命的な空気であり、
そんな空間なんだろうな。
1/5/2026, 4:38:35 PM