「君だけのメロディ」
この世界は美しい。
木漏れ日が、水面が輝き、花が揺れる。
静かな木陰も、夕焼け空も、この世界にはある。
美しいものなら、なんだってある。
だから、書くのをやめないで。
書いて、書いて、書き続けて。
私は、この世界でしか、あなたの作った音楽の世界でしか生きられない。もしあなたが書くのをやめてしまったら、私はもう前には進めない。
だからお願い、書くのを───。
───その曲の題名は「世界の淵」。
美しいが、途中までしか作られていない。
作者はどうしてこの曲を作るのを途中でやめてしまったのだろうか。その理由は、世界の淵に置き去りにされたままである。
6/14/2025, 12:06:48 PM