歩いてきた。
永遠にも感じる時の中を。
この旅に果てなど無いと思っていた。
走ってきた。
数多の挫折の上を。
強くなっていつか君を助けたいと思った。
手を差し伸べた。それは気まぐれだった。
その手を取った。君が1人にならないように。
手を離した。貴方の幸せを願っていた。
再び君へ手を伸ばした。幾つもの夜を越えて。
今度は離さないと強く強く握りしめた。
そうして今、
ここが旅の終着点なら
君が 貴方が
こうして隣で笑っている。
それだけでもう充分すぎるくらい
ハッピーエンドだ。
テーマ『旅路の果てに』
2/1/2024, 3:24:13 AM