二人だけの。
きみは、覚えているかな…図書室で一緒に過ごしたあの日々のこと…
図書委員をしていたわたしと、沢山の読書をしていたきみ…本の話は勿論、他愛ない雑談や、ちょっとした悩み事の相談をしあったり…
生真面目だけど、でも本当は、笑顔の絶えないきみの横顔を見るのが、毎日の愉しみだったわたし…
そんな何気ない一コマ一コマを、心に刻んで過ごしていたわたし…
でも、最後まで、きみに気持ちを、伝えられないまま、卒業で離れ離れになって…
わたしは、今でも、時折浮かんでくるきみの俤に、あの日々をそっと重ねている…
7/15/2025, 2:57:34 PM