「もし、昔に戻れるとしたら何時がいい?」
そう問いかけてきたのは高校以来の親友
「何時がいいかな?中学位?」
中学校で折れ曲がってしまった私は言いながらしまった!と思う…
「それじゃあアタシに会えないかもじゃん」
クククッと屈託のない笑顔
「てかさ、今の知識を持ったままやり直したいょね~」
ホントにそう思う。
そうすればあんな男と出会わなくてすんだのに…
「ま、やり直してたらアンタの可愛いおチビちゃんは生まれてないか…」
そうだった…。
私と彼女は砂場で遊んでいる娘を見て目を細めた。
「あの頃の自分がいたから、今があるんだょね」
私は空を見上げる。
「そ、そ。辛かったし、これからも大変かもだけどさ~きっと大丈夫♪終わり良ければ全て良し!ってまだ、先はなげーなぁ」
彼女はまた、クククっと笑う。
つられて私も、ククっと笑った。
【あの頃の私へ】
5/24/2024, 1:03:15 PM