君と出会ったのは6歳の時でした
遠くの街から来た君と
気付けばよく遊ぶようになりました
当初は唯の友人でした
ずっとそうだと思っていました
そうであればいいと思います
君には沢山の感情と記憶を貰いました
人を絶対的に信じる事は
自分への不信を見つめる事と同義と知りました
そして尚生きる意味にもなり得ると知りました
とどのつまり君という存在は
僕の中の多くを侵食するようになりました
君と出会わなかった僕を想像する事もありますが
それは最早僕ではないのです
どんな別れが来たとしたって
結局僕は君との再会を願うのだろうし
その度にこの甘美と辛酸を舐めるのでしょう
こんな僕を馬鹿だと笑って下さい
5/5/2023, 11:02:23 AM