大好きな君に贈るプレゼントを探している。
プレゼントを選んでいるときは君のことを考えていられるから、とても楽しい時間だ。
誰かに何かをプレゼントすることが子供のころから好きで、
その人が好きそうなものを、無意識にリサーチしてしまうクセがある。
さり気なく、気にしながら、小さなヒントも逃さないように、いつでも心はその人の方に向いているのだと思う。
幼稚園生のころ、せっせと手紙を書いては大好きな先生に渡していたっけ。
前にそんな話をしたときに「オレはロボットの絵を描いて、幼稚園の先生にあげたことがある」なんて言っていたなあ。
実はロボット好きだったりして。
オシャレな雑貨が並ぶショップの中で、シルバー色をしたロボットのキーホルダーを見つけて、そんなやり取りを思い出していた。
クスっと小さく笑いながら、視線を横に移すと、重厚感を漂わせた万年筆が目に入る。
「まだまだだけど、仕事もできる男になりたい」と呟いていた君の顔が頭に浮かぶ。
いかにも仕事ができそうな万年筆。
形から入るのもいいかもね。
でもちょっとハードルが高いかな。
隣にある洒落たボールペンのほうを手に取ってみる。見た目は万年筆よりも少し細めで、持ってみた感じは悪くない。
ジャケットの内ポケットからこのペンをサッと取り出したら、何だか仕事のできる人って感じがする。
そっと元の場所に戻して、ゆっくりと他も見て回る。
家族や友達、そして恋人…
プレゼントを選ぶ相手は、ほとんどの場合が好きな人。
…例外もたまにあるけれどね。
大好きな君のことを思いながら、
大好きな君に贈るプレゼントを探す。
この時間は、やはり特別だ。
プレゼントはまだ決めずに、
もう少しだけ、探してみようかな、
君のことを思いながら……
【大好きな君に】
3/5/2026, 6:03:13 AM