フィルター
空は透明なのにその時々で見える色が違って見える。
清々しい青空なのに遥か遠い宇宙の暗闇に思いを馳せる。
どんより曇った息苦しい空なのに行ったことのない地平線の果てからの様々な人達の声を想う。
自分は不器用な無力な奴なのに、何でもこなす要領の良い人と言われる
その人は初めの印象で見た又は感じた私をずっとその思いで見続ける。
そしてこんな人だったのねと…いつか思い違いにがっかりしたりびっくりしたり…。
だれもが無意識に勝手なフィルターで世の中をみる。
なにが正解なのか分からないまま
自分のフィルターを正義と信じる。
赤とんぼは夕焼けを飛んで赤いメガネになったのに…
私のメガネはいつも濁っている。
9/9/2025, 3:01:35 PM